これは、以前ぼくが実際に買った
沖縄の楽器で、三板(サンバ)と言います。シンプルだけど奥が深い、沖縄版カスタネットのようなものです。
この楽器を見ると、ぼくは
竹富島を思い出します……。
竹富島へは、石垣島から高速船で10分程度で行けます。島ぐるみで景観の保護に力を入れているので、島全体が古き沖縄の風景を感じさせる観光地となっています。
港からまっすぐ伸びた道を行くと集落に着きます。日帰りでも充分かもしれませんが、せっかくだから一泊位していきましょう(笑)。ただ、竹富島はキャンプが禁止なので、宿を見つけなくてはいけません。そこで、ユースホステルはどうでしょうか?この島のユースホステルは日本最南端のユースホステルなんです。話しの種になりそうでしょ?
ところで、ぼくの記憶では、レンタル自転車屋の近くにソバ屋があり、そこの八重山そばはうまい。コーレーグースをたっぷりかけて汗をかきながらすする。たまらない!βエンドルフィン大放出だ!!
食後はコンドイビーチまでお散歩でもどうでしょう?このビーチはとっても遠浅。きれいなビーチで、シャワーなども完備されていますが、ナマコに気をつけましょう。いじめると白い液(内臓を吐き出すらしい)みたいなのをかけられます。なかなかとれません。
またこの島は有名な沖縄民謡「安里屋ゆんた」発祥の地です。いま、よく歌われている「サァ、きーみは野中のいばらのはーなーぁかぁー」は後に歌いやすいように作り直されたもの。もとはこの島に昔いた、クヤマとか言う美人を歌った歌です。そのクヤマの記念碑みたいなのもあります。
その記念碑は、確か周りに何もない砂利道の真ん中にあったと記憶しています。そしてぼくはそこまでの道を、自転車で、島で知り合った女の子を後ろに乗せて、なぜかランナウェイを大声で歌いながら駆け抜けていました(笑)。爽快でした。
もし、あなたが島観光に自転車じゃぁ疲れてイヤだというならば、水牛車に乗っての島巡りもオススメです。のんきの極みです。
その水牛使い(?)のおじさんが、三線を弾きながらいろんな歌を歌ってくれますが、何言ってるかはサッパリ分かりません。
そして、もうひとつ忘れちゃいけないのが、ブームの宮が、ここに来て沖縄音楽にハマッたということです。この島で唯一の居酒屋「チロリン村」のマスターが三板(サンバ)を教えたそうです。
「風になりたい」で、宮がたたいてる三板は、ここのマスターが贈ったものだそうで、しきりに自慢していました(笑)。
でも、自慢するだけあって、ここのマスターは、三板がとってもうまいんです(もちろん三板だけでなく三線もうまいです!)。たたくだけと言うシンプルな楽器なのに、スゲェかっこいいんです。
それを見て、「ぼくも三板をカッコ良くたたけるようになりたい!」と思い、三板を買ってはみましたが…。でも、この三板を見るたびに、あのマスターのいるチロリン村がある竹富島を思い出すのです。
ちなみに、このチロリン村のマスターは、交渉しだいで二階に泊めてくれます(言っていいのか悪いのか、確か一泊千円だったと思います。)。スゴい量の漫画があり、雨が降って観光できなくても退屈しません(笑)。スゴい量といえば、この店のかき氷もすごい量です。
あるとき女の子が一人でこのカキ氷に挑み、敗れ去っていました(笑)。結局、このカキ氷はその場にいたぼくたちでたいらげてしまいましたが…。(このことがキッカケで、後に一緒に自転車で島巡りをすることになりました。)
とにかく、古い沖縄の景色が見たければ、この島に足を運んでください。それでもどんどん変わりつつあるようですが、いまとなっては他ではなかなか見られない沖縄の景色があなたを待っています。